■ビニールクロスの場合

ビニール素材なので吸湿性が無い分シミ・ホコリといった外からの汚れに強い分、手あかや油汚れには弱い性質を持っています。
手あかに関しては市販の中性洗剤で水拭きを行い、汚れが取れたら水で固く絞ったぞうきんでふき上げてください。
油のシミについてはベンジンを使って、シミを抑えるようにしながら拭き取りを行います。表面に凹凸が
ついたクロスの場合は、使い古しのブラシの方が威力を発揮します。

タバコのヤニ取り

市販の中性洗剤を水に薄めたものに、アンモニアを水の5%の比率で含ませた上で汚れを拭くと効果があります。
これに燃料用アルコールを2~3%入れると、さらに効果が上がります。ただし、強力な洗剤を使うと変色の恐れがありますので、目立たない所で一度試してから拭き取りに使ってください。
なお、洗剤で汚れを拭いた後は必ず水拭きで仕上げるようにしてください。

子どもの落書き落とし

こちらもタバコのヤニ取り同様、市販の中性洗剤を水に薄めたものに、アンモニアを水の5%の比率で含ませた上で汚れを拭くと効果があります。これに燃料用アルコールを2~3%入れると、さらに効果が上がります。
ただし、強力な洗剤を使うと変色の恐れがありますので、目立たない所で一度試してから拭き取りに使ってください。
なお、洗剤で汚れを拭いた後は必ず水拭きで仕上げるようにしてください。

壁紙のシミについて

シミは、増えたり広がるのを防ぐ必要があります。汚れを取ったけど輪ジミになってしまったのではかえって状況を悪化させてしまいます。まずはシミの周りに水をスプレーで拭きかけて湿らせてからカット綿に除光液を付け、シミを叩くように拭き取っていきます。
シミが取れたら水で固く絞ったぞうきんで拭き、汚れていた部分を乾かせば完成です。

■織物・紙クロスの場合

織物クロス

材料に本物の布が使われているため、ビニールクロスのように水拭きはできません。全体に付くほこりはブラシ付の電気掃除機を壁に当てて、取り除いていきます。
手足で直接触れる汚れやすい部分については、洋服ブラシを使って縦・横方向にブラッシングを行ったあと、仕上げに掃除機をかけるとキレイに仕上がります。
また、目立つ汚れについては汚れた部分にアイロンをかけてよごれをほぐした後で、お湯で固く絞った布に中性洗剤を付けて、ポンポンと叩いて整えていきます。

紙クロス

種類によっては素材に撥水加工が施してあるものもありますが、基本的にシミのもとになるので水拭き厳禁。
手あかなどによる汚れは消しゴムを使ってこすり取るように落としていきます。

■その他のクロス

オレフィン

ビニール壁紙に近い性質を持ってはいますが、手あかや細かなホコリに対しては弱い壁紙ですので、掃除する時は固く絞ったスポンジや布で拭き取ることができます。洗剤に関しては薄めた中性洗剤であれば問題なく使用可能です。
ただ、壁紙を痛める原因となるのであまり強く擦りすぎないように注意してください。

■トラブルにどう対処する?

剥がれ

屋内でも空気中の水分の影響を受けやすい「壁紙のジョイント」「入角などの継ぎ目」や、直接水分に触れてしまう可能性が高い「脱衣・洗面所、トイレ」といった場所では、どうしても壁紙が剥がれやすくなります。
剥がれはじめた初期の段階であれば修理も簡単ですので、剥がれを見つけたら接着剤で壁に貼りなおすだけでOKです。

壁紙のキズや破れについて

壁紙表面に何らかの原因でキズや汚れが付いてしまうと、その部分だけをメンテナンスする方法はありません。
家具の般出入の際には、養生シートをつける等、大掛かりにな荷物移動の際には特に注意をするよう心がけてください。

カビ

表面から生えてきている場合は、表面の汚れ落としと同じ方法で除去できます。
日ごろから掃除や部屋の通気・換気を良くしておくことで湿気のこもり、結露を防ぎ、壁紙へのほこりの付着を少なくすることがカビの予防につながります。

カビが下地から生えてしまったら・・・

残念ながら、壁紙そのものを交換する必要があります。
ただ、即交換するのではなく、何故カビが生えたか究明しないと同じ場所にカビが生えてしまいますので、カビ対策ができる専門業者に相談した上での交換をお勧めします

お問い合わせ
※長崎壁紙(クロス)張替え職人はお客様に喜んでいただく為に働いております。 しつこい営業はいたしませんので安心してご相談ください。 その分お見積もりはご要望にそったお見積もりを提出し、ご提案は最適なご提案を全力で致します。